どうも~🎵すっかりお正月モードで、去年いろいろ出来ていなかったことを毎日コツコツやっているエルティアナです🎍
本日も今年に頑張っていきたいことの下準備!ということで、大晦日にピアノ練習配信テストを改めてやってみて、今後ピアノ練習配信でメイン機として活用するシンセ・FANTOM08の『ピアノ音源』についてちゃんとこだわってみようと、いつも通りやってみて書いてみてな感じで記事を作成していきます!
ほんとに一回書きさえすれば、オンラインでさくっと確認出来る自分用の最強備忘録が出来上がるので最近ほんとにうれしい…!(※もしかしたら同じようにお悩みの方の参考になってくれたら嬉しいとも思いつつ…!)
クラシックピアノ出身者としては、なんとなくハードルの高いイメージなFANTOM08
私はもう一つ、Noad Stage3 Compactというものを持っていて、こちらはほとんどシンセに触れてこなかった、私のような音大ピアノ科出身の人間でも、電源を入れてさあ弾いてみよう!というときに、ピアノの音・オルガンの音・シンセの音というのを鳴らすのが、とても分かりやすくとっつきやすい印象だったのですが、このFANTOM08はなんか一癖あるぞ…という感じで、自分の好みの音を見つけていろいろ設定するのが大変そう…と最初に思ってしまっていた手前、なかなかしっかり向き合えず、取りあえずポチポチ押して、そこそこ気に入ったピアノ音源を適当にならしているという状態が続いてしまっていました💦
※あくまで私が使い慣れていないだけで、ものすごい機能とポテンシャルを持っている楽器だと思っています…!
ただ、後述するように、電源を入れていきなり、まずはピアノの音色で弾いてみようと思っても、【???】となる謎のミックスサウンドが最初に設定されていて鳴って、『え…ピアノどこ…???』となって苦労した経緯もあって、ここで苦手意識を払拭すべく、今回記事化して、少しはシンセに強くなるぞ!という意気込みで頑張ります!
そもそものFANTOM(Roland)の特性を認識する必要がありそう
FANTOM08は電源を入れて、まず鍵盤を弾くと、『A001 Homecoming』という【シーン】というものが選択されている。という状態が初期状態になっていて、普通のシンセのイメージだと、『まずはピアノの音が鳴るのかな?』と錯覚しがちなクラシックピアノ出身者(私だけ??)からすると、ピアノに鐘のような音や、よくわからないベース音が混じった不思議な音が鳴ります。
ここで、『あれ…私はピアノがなっているだけの音源で弾きたいのにな…💦』と面食らうんですよね…
そこで、改めて腰をすえて、『私が好きなピアノの音』をFANTOM08でどうやって作るか?というを、説明書をちゃんと読みながら、独特な概念についても知識を得つつ、今後これを見返せば基本大丈夫!というレベルで自分用にまとめてみたいと思います!
シーンとゾーンとトーン
説明書を読んで初めて知った概念。なるほど、感覚的に『ピアノの一つの音色』を考えたときに、その音色をFANTOM08の概念で何と呼ぶべきか?と考えたら【ゾーン】と読んだ方がよさそうでした。
FANTOM的に、【シーン】という一番大きい箱があって、その中に16個の【ゾーン】という中くらいの箱があって、1個のゾーンの中に【トーン】という楽器の音色が入っているという感じでした…。
おそらく、トーンに設定するエフェクトやイコライザだけでなく、シーンではゾーン全体に共通するリバーブやコーラスなどの設定がかけられるため、好きなピアノのトーンを見つけて、トーンのエフェクト/EQを設定して、最終的にシーンとしての共通設定もかけたものを、一つのピアノの音色ととらえるのがベストかな…と感じたところでした。※説明している自分がすでに理解に苦しくなっていますが…
ベースとなるピアノの音色(トーン)を選ぶ
まず音色(トーン)の選び方から分からないので説明書を読むと以下の手順でした。
①SCENE SELECTボタンを押す
②編集したいシーンを選択する
説明書に詳しいことが書いてない感じだったんですが、最初の『A001 Homecoming』とか、あらかじめたくさんのゾーンなのかトーンやエフェクトが設定されている状態だと煩わしいので、ピアノしか設定されてないプレーンなシーンってないの?という感じで『VALUE』ダイヤルをぐるぐる回していたら、【C028 INITIAL SCENE】というのがあって、たぶんこれ以降はユーザーが好きにカスタムしてねという領域になってるようだったのでこれを選択。
③ZONE VIEWボタンを押す
※ZONE VIEWボタンを押すたびに、ゾーン4つ表示⇒8つ表示⇒16表示⇒1個だけ表示に切り替わる。
⇒ここで一つのゾーンだけ表示された状態にする。
④好きなピアノの音色を選ぶ
この状態でようやく、1つの音色だけに絞って、メインとなるピアノ音源を探す段階まできました…
ここでVIEWダイヤルを回しつつ音を出して、大元にしたい音色を選びます!
色々探してみて…私的に気に入ったのは
TONE0008:Mellow Concert2
でした!
ただ、なんのエフェクトもイコライザもかけてないので、逆に音量含めてややさみしい感じもある…ので、続けてその辺りも説明書を読みながらやってみます!
トーンをエディットする
MENUボタンを押す
TONE EDITにタッチ
あとは左側にならんだCOMMON/INST/MFXなどの項目と各小項目を↓のボタン群を使って選んで、ダイヤルを回して各種パラメータを好みになるように調整!
※ピアノに限って言えば、COMMONでLevelを決めたり、MFXで低音/中音/高音の音の大きさのバランスを決めたりといったことをしてみました。
ヴァイオリンのトーンとかだと、レガートとかピチカートとか設定する項目があったり、いろんなパラメーターをいじると楽しそうな感じだったのですが、その辺り、ピアノは変にさわるとそもそもピアノの音から離れて行ってしまう怖さもあるので、あくまで繊細な調整という感じで、たくさんいじらないことを前提に、自分の耳で聴きながら、いじっても大丈夫そうなパラメータを変更しながら確認して理想のピアノの音に近づけてくという感じがいいかなと思いました!
トーンを保存する
これでいいかな!という音が作れたら、トーンを新規に保存します!
WRITEボタンを押す
TONEにタッチ
好きな名前を付けられるので、『RENAME』を押して名前を付け、VALUEダイヤルで保存先を選んで、良ければOKを押して保存。
エフェクトを編集する
エフェクトもピアノにおいては、コーラスやらなんやらかけちゃうとピアノっぽくない音になってしまいがちなので、リバーブをかけることが大半で、あとはコンプレッサーとかを少し追加したらいいかな…という感じでしたが、エフェクトの編集方法は以下でした!
MENUボタンを押す
EFFECTS EDITにタッチ
この状態で、今弾いているトーンのZONEにおけるエフェクトを編集できます。
ちょっとこの辺りの詳細まで記事に残すのは粒度的につらいので、例としてリバーブをどこでかけるのか?ということだけ書き残しておきます。
↑の画面のように、画面真ん中あたりの『REVERB』が緑色に点灯している状態で、赤枠のEDITを押すと、REVERBの種類やかかり具合などを調整できました。
遊んでいじっていてちょっと分かったのは、↑の画面の左上の『ZONE1』となっているプルダウンでそれぞれのゾーンを選べるのですが、その下の『MFX』の種類とパラメータは個別のゾーンのチャンネル(各トーン)に設定できるけど、緑色のスイッチになってるCHORUSやREVERB、IFX1とかIFX2というのは、シーン全体の固定装置のシステムになってるかもしれないと気づきました。
※認識違ってたらすみませんが、これは左上のZONEのプルダウンを変えても、たとえばあるゾーンでREVERBをOFFにしたものは別のZONEも影響をうけていたのでそうなのかな…と。
もう一つ分かったのは、ZONEのプルダウンの下のMFXの下の【EQ】については、各ZONEごとに『ONかOFFか』は個別に設定できそうでした。
この辺りは、生演奏の場合に演奏者がどうやって音色を切り替えたりするかにかかってくる気がしますが、1回のライブの中で、全部のセトリを一つのシーンで管理するのは頭がこんがらがる気がするので、やっぱり、音色を1曲の中でチェンジ(変えたり重ねたり)するやり方は、『1曲=1シーン』が絶対いいだろな…と少なからずアマチュアバンドでシンセでライブ出演経験がある身からすると思ったりでした…!
あとはほんとにピアノ1本を聴かせたくて、FANTOM08の内蔵REVERBでリバーブを設定するのであれば、やはりピアノだけ個別のシーンを作った方がいいかな…と思ったりでした。※あらためて認識違っていたらすみません…
エフェクト(シーン)を保存
エフェクトもある程度これでいいかな!となったら、保存方法はトーンのサイト同様のながれで『シーンを保存』します。
WRITEボタンを押す
SCENEにタッチ
シーンに関しては基本上書きだと思うので、特にリネームなどは行わず、保存先も上書きの形で同じ名前のシーンが選ばれている状態で『OK』を押せば上書き保存されます!
※おまけ:メトロノームを鳴らす
最後におまけとして、FANTOM08でメトロノームを鳴らす方法を確認してみました!(過去に確認した気がするけどもう一度…)
鳴らすのはすごく簡単で、『TEMPO』ボタンを押せば、速度とON/OFFのシンプルな画面が出てくるので、ここでテンポを指定して、『CLICK』ボタンを押せばメトロノームが鳴り出します!!
メトロノームの音を変えたりもできるみたいで、私も以下のページを参考にカスタマイズしてみました。
■参考記事
おまけ2:システム設定いじったら弾き心地が格段によくなった
音色も理想的になったし、これで記事をまとめようかな!と最後に念のため、そういえばRolandの鍵盤ってシンセによっては、『鍵盤の反応の重さ』みたいなのを設定できたよね?と思ってみてみたらKEYBOARDの項目に『Keyboard Velocity Curve』という項目があって、初期設定は『MEDIUM』になっているものを『HEAVY』に変えてみたら…
めっちゃ弾きやすくなりました!!!
これ、たぶんペンタブレットでいう筆圧感知みたいなものだと思うのですが、人によるとは思うものの、たぶんFANTOM-08の初期設定のピアノの音の出やすさが、クラシックピアノ出身の人からしたら軽すぎる(すぐにでかい音がですぎる)のかも…とすごい感じました!!
普段から固い鍵盤に苦悶しているピアニストさんからすると、なんでフォルテにそんなすぐなるの!?という感じが(特に私も)すごい違和感なのかもしれません…
とにかく、このHeavyだと、普段グランドピアノを弾いている力加減にすごく近くなって、それがすごく心地よくなりました。
まとめ
いやー。今回の記事と経験で、もっとFANTOM-08が好きになりました…!
今後練習配信だけじゃなくて、弾いてみた動画とかもFANTOM-08で録ろうかなとか、もともとRolandのシンセのストリングスの音が大好きだったのもかなり気に入ってるし、ずっと苦手だったオルガン系の音色のカスタマイズにも挑戦したいし、FAMTOM-08と一緒に一度諦めかけたDTMライフをもう一度再開してみたいと思います!!
ほんとにすごいシンセだな改めて思ったので、気になる方はぜひ🎵