どうも🎵久しぶり自ブログで画像生成AIの記事を書いてみたいと思います!
※noteにも転載するかもです。
Stable Diffusionで楽しく画像生成ライフを送っているのですが、ここ最近、ControlNetのScribbleに結構興味があって、以下の書籍を買ってみて、一例を試してみたので、そのレポート記事を書きたくなり、筆を執ります!
画像生成AIに完成形イラストを描いてもらうのがもはや私のイラスト制作なわけですが、この本は、ControlNet(Scribble)に入力する落書き(線画)を描くために必要最低限なラインの絵の描き方としてものすごく参考になる…!と常々思っていて、先日書店で買ってきました!
特に手のしぐさや全身のポーズなど、自分のイメージしたイラストをより精度高くStableDiffusionに出力してもらいやすくなる気がするのでとってもおススメです!
今はStable DiffusionもSDXLというバージョンになり、t2iでもかなりレベルの高いイラストを簡単に出力できるようになっています。
…ので、そもそもこの記事みたいにControlNet(Scribble)を使う必要ないんじゃ?と思う方もいらっしゃると思いますが、今回は、自分のイメージするポーズなどがかなり具体的な場合に、多少手間をかけても、落書きを自分で描いて、極力それに寄せたイラストを出力したい!という時のための手段として、自分用にもメモしておきたい感じです!
今回の成果物
ハートサインをする私のイラスト!

ControlNet(Scribble)を使わずに生成してみた例
まずは、ControNetを利用せず、t2iだけでハートサインをする私のイラストを出力してみます。ハートサインのポーズをしてもらうには、以下のプロンプトで実現可能です。
■ハートサインのプロンプト
heart hands
t2iお決まりの1 girlや、Whitebackgroundなど背景指定と、以下のnoteの人気記事でも紹介している自作のLoraのプロンプトを入れて出力します。
■プロンプト
1 girl, heart hands, <lora:eruthianaver3:1>,white background
使用モデルはお気に入りのShiitakeMixなので、そのネガティブプロンプトを入れて出力します。
■ネガティブプロンプト
(bad quality,worst quality,low quality,bad anatomy,bad hand:1.3),nsfw,lowres,bad anatomy,bad hands,text,error,missing fingers,extra digit,fewer digits,cropped,worst quality,low quality,normal quality,jpeg artifacts,signature,watermark,username,blurry,artist name,

生成結果

…これでも十分かわいい(自己満足)ですが、今回の目的のControlNet使用を試してみます!
ControlNet(Scribble)を試す!
それでは今回のメイン、ControlNetのScribble(SDXLモデル)でのハートサインをやってみたいと思います。
上記購入した『イラストをそれっぽく描くコツ』の中で紹介されていたハートサインを描く例をまねて、以下の落書きを描いてみました!

この指2本でハートを作っているイラストを出力してみたかったんです…!
ということで、先ほどのt2iの例のプロンプトはそのままにして、この落書きをControlNetのScribbleに読み込ませて生成します。今回のControlNetについては詳細を以下のnoteでご紹介しているので、ぜひこちらも見てみてください🎵
ControlNetの設定①

生成結果①

…ポーズはいい感じなのですが、顔や髪色、目の色などが私ではなくなってしまった…これはControlNetの濃さが濃すぎるかもしれないので、数値を検証してもう一度出力してみます…!また、プロンプト補強として私の以下の特徴をプロンプトへ追加します。
ahoge, bangs, black bow, black ribbon, bowtie, brown hair, hair bow, hair ribbon, long hair, long sleeves,ribbon, shirt,striped, striped bow, suspenders, twintails,Emerald eyes

出力結果②

大分理想に近くなりましたが、まだ落書きが下手な方に寄ってしまっている気がするので、もう少しControlNetの効きを弱くしてみます…!

生成結果③

おお!だいぶいい感じ!あと一歩、ControlNetを弱めてみて、プロンプトに【smile】を追加して補強。

生成結果④

原画(落書き)から少し離れましたが、取ってほしいポーズになっているし絵柄もいつもの絵柄に寄ってくれたので、これを成果物としたいと思います!
まとめ
いかがでしたか?t2iのイラストも捨てがたいクオリティでよいのですが、今回のcontrolNet(Scribble)を使用するケースとしては、漫画の制作等、より具体的にこの絵を出したい!という時に、AIに与える材料としてかなり現実的なのと、何より人としてイラストを描くという行為に近い体感を味わえるのが大きいかな!と思います。これくらい描いておかないと、そもそも絵が描けないのがどんどん描けなくなっていくので、たまにはこんな感じで、少しは自分で描いてみるというを継続していきたいと思います!
それでは、みなさまもよい画像生成ライフをお過ごしください~🍹